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トップインタビュー/日本緑茶センター・北島大太朗社長

ヘルスライフビジネス夏季特別号に掲載された「トップが語る企業戦略」をご紹介します

 

「今こそハーブを と訴えたい」

日本緑茶センター 代表取締役社長 北島大太朗氏

 

‐上半期を振り返って

 

コロナウイルス感染症拡大の影響で、ハーブティーが旬なアイテムになっています。ハーブティーは健康に良いという潜在意識に加えテレワークや外出自粛による巣ごもりで消費機会が増えており、引き合いが多いです。

スーパーでは自粛生活の買いだめ食材とともに、生活の楽しみとなる生菓子といったプチ贅沢品が売れています。そして、同じような消費者の動きで、ハーブティーも好調に推移しています。

また、自宅での調理機会が増えたためか、今年で日本発売40周年となる「クレイジーソルト」も売り上げが伸長しました。

 

‐今後のお取り組みについて教えて下さい

 

デカフェ製品を大きく育てていきたいと思っています。

昨年消費者に行ったアンケート調査では、妊娠期や授乳期の女性だけではなく、多くのシニアやお子様からもデカフェ製品が支持されていることが分かりました。「寝られなくなるため夕方以降はカフェインを取りたくない」「不整脈でカフェインを控えたい」など色々なニーズがあるなか、“もうひとつの選択肢”としてデカフェが注目されています。

当社の「やさしいデカフェ紅茶」はセイロン紅茶使用にこだわり、製品化しました。紅茶屋として、セイロンで作れないなら販売しない、フレーバーでごまかすだけの物づくりならやらない、と決め、構想から製品化まで約10年かかりました。他社のデカフェ製品はフレーバーティーのアールグレイが多いですが、弊社は香料不使用のセイロン紅茶を、自信を持って販売しています。また嗜好品業界のプロとして、昨年は女性に人気のベリーミックスなども開発しました。来月オレンジを新発売し、9月にはプレゼントキャンペーンも行います。

名前にもこだわりがあります。紅茶は渋みと苦みを一緒に感じることで味に迫力が出ますが、カフェインの苦みを抜くと渋みも足らないように感じてしまいます。その味をよい意味で「やさしい」と表現しました。このネーミングも消費者の方の心に届いたかな、と思っています。

秋冬に向けては、免疫力をつけるためにお茶やハーブを飲んで欲しいという思いを込めた販促を打っていく予定です。静岡県茶商工業協同組合さんでは「今こそお茶を」をキーワードに取り組みを進めていますが、弊社も「今こそハーブを」と訴えたいです。ハーブティーもアンチコロナアイテムとしてどんどん生活に取り入れてもらうような気概で取り組みを進めないと、業界人としてだめだと思っています。免疫についての表示は出来ませんが、現代の消費者はネットで調べてくれます。伝えていくことが大切だと思っています。

 

‐最後に一言お願いします

 

世の中はこのような状況ですが、スーパーなど身近な店舗への導入が増えたことで、消費者のお役に立つことができているなら有難いです。営業などやり方を変える部分はありますが、コロナ禍でもためらうことなくフルスイングで発売していける商品であることにも感謝です。手間暇をかけた日頃の企業活動が積み重なって生活必需品になれたのかなと思います。商品を通して、手に取ってくれた方々に励ましを届けられたら嬉しいです。

 

【日本緑茶センター会社概要】

1969年11月創立。世界のティー&ハーブ、スパイス、塩、油、穀類の輸出入を行う。OEMの企画開発ならびにショップ(直営カフェ・自社EC)展開。☎03-5728-6800  https://www.jp-greentea.co.jp/

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