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鶴羽順新社長が方針語る/ ツルハHD

ツルハホールディングス2020年5月期決算会見

ツルハホールディングスは2020年5月期の決算会見をオンラインで実施した。

今期の連結売上高は8,410億円(前年比7.5ポイント増)、営業利益は450億円(同7.6ポイント増)となった。

先日、代表取締役社長に就任した鶴羽順氏は、今後のかじ取りについて「基本は今までのグループ方針、推進に変わりはない。しかしそのやり方や方法には変化が必要かと考えている」と示した。

新型コロナウイルスの影響を踏まえ、消費者の購買動向に変化が生まれていることを指摘し、接客や販促の強化を行っていく考えだ。

そこで挙げた3点が「来店客へのスマホを活用したデジタル戦略」「働き方の変化に応需した社内インフラの整備」「小売業の命ともいえる製品、グループ力を生かしたPB(プライベートブランド)開発」だ。

「来店客へのスマホを活用したデジタル戦略」

「デジタル戦略」は、スマホアプリの活用推進と刷新・強化だ。7月より花王マイレージクラブと連携し、購入金額に応じてマイルを付与、ポイントとの交換も実施している。

さらにID-POSを本格活用したマーケティングを開始する。

「お客様に合った商品の案内、来店した際に商品をアピールできるようなデータ活用をし、満足度を高める」

「働き方の変化に応需した社内インフラの整備」

「社内インフラの整備」は、既に導入済みのシフト作成支援システムを最大限活用し、店舗作業量に応じた必要人員の可視化を推進する。

「コロナの影響で想定どおりの運用が困難な中、運用方法の再確認と効果検証を行い各事業会社への展開を行う。また調剤店舗への導入も検討している」

「グループ力を生かしたPB開発」

「PB開発」に関しては、グループ共通PB「くらしリズム」の拡充を進める。21年5月期の目標を700SKU(前年比プラス197SKU)とした。

「前身の『エムズワン』はツルハ主体で行っていたが、『くらしリズム』はグループの各事業会社のトップが導入に参加している。全国展開している店舗の強みと各事業部のノウハウを製品に落とし込む」

 

コロナ禍にあって好調を維持している要因について「これまでドラッグストアに来たことがない人がないお客様が、マスクなどを求めて来店する機会が増えた。そこで食品や生活必需品の充実に気づいていただけたのではないか。今後はこの信頼を勝ち取り、不安を抱えるお客様の窓口になっていかなくてはならない」と話した。

2024年の中期目標「売上高1兆円」実現に向け、2021年5月期の通期計画を売上高8,600億円、営業利益452億円を目指すとした。

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