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BSGのセラミド合成作用で特許取得/オリザ油化

オリザ油化(愛知県一宮市)は、機能性表示制度対応の米由来セラミド「オリザセラミド」に含まれるステロール配糖体の一種「β‐シトステロールグルコシド(BSG)」のセラミド合成を確認し、このほど特許を取得した。

BSGは米由来をはじめ一部の植物由来セラミドに含まれる成分だが、薬理研究がほとんど行われておらず、皮膚に対する作用についても明らかにされていなかった。

セラミドの合成経路としては、グルコシルセラミドシンターゼ(GCS)によるものとスフィンゴミエリンシンターゼ(SMS)によるものの2種類あるが、GCSの方が合成されるセラミドの種類が多く、効率的であることが分かっている。

同社の研究では、ヒト表皮三次元培養モデルにBSGを添加して培養したところ、セラミドが合成される際に働く酵素であるセリンパルミトイルトランスフェラーゼ(SPLC2)およびGCSの遺伝子の発現が促進されるとともに、SMSの遺伝子発現が減少したことも確認された。

この結果から、「オリザセラミド」の摂取で表皮のグルコシルセラミドが補給されるとともに、BSGの働きによる相乗的なセラミド合成効果が期待できることが明らかになった。

なお、本特許は「オリザセラミド」に限らず、BSGを含有する素材であれば権利範囲となるため、BSGを含有する他の素材の開発も積極的に行っていく予定だ。

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