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遺伝子組換えでβ-カロテンを大幅に蓄積させるナスを開発/大阪府立大学

大阪府立大学生命環境科学研究科応用生命科学専攻の三柴啓一郎准教授、小泉望教授らの研究グループは、遺伝子組換え技術によりビタミンA前駆体であるβ-カロテンを果実に蓄積するナスを開発したことを発表した。

 

遺伝子組換でないナス果実(左)と遺伝子組換えナス果実(右)の断面写真

 

ナス果実は同じナス科ナス属のトマトと違いカロテノイドをほとんど含まないが、遺伝子組換え技術を用いることでカロテノイド生合成に関わる遺伝子を発現させ、β-カロテン含量を約30倍に高めることに成功。

これまで遺伝子組換え技術により病気や害虫に強いナスが開発された例はあるが、果実の栄養成分を改変したのは世界で初めての取り組み。

β-カロテンはヒトの体内でビタミンAに変換されることから、将来的に世界の三大微量栄養素欠乏の一つであるビタミンA欠乏症の改善に貢献することが期待される。

 

研究成果は、2020年5月7日に植物科学系の学術雑誌である「Plant Cell Reports」にオンライン掲載された。

 

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