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葛由来乳酸菌2種類を上市、美容と免疫を訴求/オリザ油化

オリザ油化(愛知県一宮市)は、葛由来乳酸菌「スキンバリア乳酸菌」および「イムノライズ乳酸菌」を今月16~18日に東京ビッグサイトで開催される「食品開発展2020」で上市する。

「スキンバリア乳酸菌」および「イムノライズ乳酸菌」に使用されている葛由来乳酸菌は、吉野本葛の老舗・井上天極堂(奈良県御所市)の提供による死菌体の乳酸菌。非常に高い免疫賦活作用を持ち、腸内での吸収性を高めるためにナノ化処理を行っていることも特徴だ。

美容訴求の「スキンバリア乳酸菌」は、皮膚を健全に保つための水分蒸散の抑制やバリア機能の維持に重要なファイドエンベロープの機能を向上させる可能性が確認された新しいコンセプトの乳酸菌。マウスを用いた試験では、「スキンバリア乳酸菌」の経口摂取によって系表皮水分蒸散量の抑制が認められた。その作用機序については、「スキンバリア乳酸菌」が肌のバリア機能を担う「コーニファイドエンベロープ」を構成するたんぱく質であるインボルクリンやフィラグリンおよび、その結合に関与する酵素・トランスグルタミナーゼ1の発現量を促進させたことが確認されている。

実際に、男女27人を対象とした社内モニター試験では、「スキンバリア乳酸菌」の摂取によって頬および腕の水分蒸散量とコラーゲンスコアの改善傾向が見られたほか、粘膜免疫の代表的な抗体である唾液中のIgAの増加傾向も認められた。

これらの研究から、「スキンバリア乳酸菌」は皮膚の保湿機能およびバリア機能を高めるとともに、粘膜免疫向上にアプローチする新しい乳酸菌素材として差別化を訴求している。

一方、免疫訴求の「イムノライズ乳酸菌」は、ナチュラルキラー細胞の活性化など免疫機能に作用するインターロイキン‐12(IL‐12)の産生を促進する作用を持ち、マウス試験では抗インフルエンザ作用が確認された。2~5歳の保育園児496人を対象とした試験では、インフルエンザが流行する1~2月にかけて「イムノライズ乳酸菌」100億個を配合したゼリーを2か月間摂取させたところ、インフルエンザの罹患率が隣接する保育園3園と比べて有意に低いことが確認された。こうした研究成果から、「イムノライズ乳酸菌」は、免疫作用を高め、感染防御も期待できる乳酸菌素材として提案を強化していく方針だ。

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