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森下仁丹は、全国の0~9歳の子供をもつ母親を対象に「外出自粛」と「ビタミンD」をテーマにインターネット調査を行い、結果を公表した。
0~9歳子供をもつ母親の34.9%が、骨の形成を助けるビタミンDが日光浴を浴びることによって体内で作られるビタミンだということを「以前からよく知っていた」ことが分かった。「以前から少し知っていた」35.1%と合わせると、知っていたのは7割にのぼる結果で、この年代の子供を持つ母親のビタミンDに対する理解度が高まっているようだ。
妊娠中の母親学級や育児相談のほかにも、アプリ・サイト・雑誌・テレビといった多種多様なコンテンツが存在する昨今、母親たちの情報収集の機会が増え、健康リテラシーが高まっていると考えられる。
新型コロナウイルスの影響で母親自身や子供の生活でどんな変化があったか聞いたところ、「外出自粛」は69.0%の親子が経験したことが分かった。
外出を自粛するようになったと回答した母親へ対し、外出自粛の間、子供の健康や成長に関して強く意識するようになったもをの3つまで選択してもらったところ、最も意識したのが「丈夫な筋肉づくり(31.5%)」で、体を動かす機会が減ったことによる影響を心配する母親が多いことが伺える。
外出を自粛するようになったと回答した母親へ、外出自粛で子供の日光浴が減ることに対し、普段より日光浴を意識するようになったか聞いたところ、母親全体の6割超が「適度な日光浴を意識している」と答え、そのうちの半数の約3割は、「外出自粛をきっかけに、適度な日光浴を意識しはじめた」という結果だった。
0~9歳の子供をもつ母親に、子供が外出自粛をし、日光を浴びる機会が減る際には、子供が「ビタミンD」不足にならないように気を付けたいと思ったか質問したところ、「とても思う」が35.6%、「思う」が51.9%で、合わせると約9割にのぼることから、多くの母親が、外出自粛が原因で子供がビタミンD不足に陥らないよう気を付けたいと考えていることが分かる。
外出自粛を行った母親に、子供が「ビタミンD」不足にならないように十分な対策ができているか聞いたところ、「あまりできていない」40.4%、「全くできていない」12.6%で、5割を超える母親が「できていない」と答える結果となった。
次に、日光浴を意識して過ごしているのにも関わらず、ビタミンD不足対策ができていないと答えた119人に、対策が実践できない理由で最もあてはまるものを聞いたところ、半数近くの47.1%の母親が「感染リスクを避けるためできるだけ外出したくないから」と答えた。適度な日光浴への意識は高いものの、新型コロナウイルスによる外出自粛中は、やむを得ず日光を浴びる機会を得られなかった現状が分かった。
外出自粛で日光浴が減る際にはビタミンD不足にならないように気を付けたいと回答した母親へ対し、日光浴以外で子供にどのような手段で一番摂取させたいか聞いたところ、「ビタミンDを多く含む食材を選んで食事で摂らせようと思う」と答える母親が42.4%で最も多い結果となった。
外出自粛中の感染症対策はほとんどの親子が実施できている一方、食事や栄養面を気にするようになった人は約2割だった先「グラフ②」の結果を踏まえると、分かってはいても実際はなかなか難しい実情が読み取れる。
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【調査概要】
■調査名:ライフスタイルに関するアンケート調査
■実施時期:2020年6月12日~2020年6月14日
■調査対象:0~9歳の子供をもつ母親
■有効回答数:550
■調査地域:全国
■調査手法:インターネットリサーチ
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