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乳酸菌素材の原料供給ならびに受託製造を手掛けるバイオ研(東京都港区)は、ナノ型乳酸菌nEFの「ヒト便通改善」に関する査読付き論文を発表した。機能性表示を希望する顧客へのサポート体制が整い、すでに申請も進めている。
ナノ型乳酸菌nEFは、特許製法で粒子を1ミクロン以下に均一分散させた殺菌乳酸菌粉末。粒子が細かくバラバラになっていることから一般的な乳酸菌と比べて小腸のパイエル板から取り入られやすく、効率的に体内吸収される点を大きな特徴としている。
殺菌体のため熱や乾燥に強く、製造時のライン汚染も無い。また、少量で大量の乳酸菌を摂取できるコストパフォーマンスの高さも好まれ、サプリメントだけでなくパンやゼリーなど多彩な製品への配合実績を持つ。
これまでに便通改善効果や、ナチュラルキラー細胞亢進効果など多数のエビデンスを確認していたが、今回「ヒト便通改善」に関する研究の査読付き論文が発表されたことで、今後は機能性表示対応素材としても提案していく。
乳酸菌受託製造事業では、
①乳酸菌の分離・培養法の検討
②ナノ型乳酸菌の開発・効果の検証
③乳酸菌の培養方法、活性評価(効果の検証)
④乳酸菌(加熱乳酸菌)の菌数測定
などを行う。
50年以上乳酸菌の研究・開発を行う研究員らが在籍し、実際の工場生産品でも活性の高い乳酸菌をつくるノウハウなど、高度な技術を蓄積している。
東京大学名誉教授の光岡知足博士が提唱した、免疫賦活を通して腸内菌叢を改善し健康に役立てていく考え「バイオジェニックス」の啓蒙・普及に取り組んでいる同社。近年は国内だけでなく海外からの引き合いも増加しており、「世界的な取り組みを視野に入れた殺菌体研究にも注力していきます」(同社)と話す。
【お問い合わせ】
バイオ研
℡03・6721・5471