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柿タンニンの新型コロナ不活性化作用、奈良大学などが基礎研究で明らかに

奈良県立医科大学(奈良医大)と一般社団法人MBTコンソーシアム(MBT)は15日、柿タンニン(柿渋)が新型コロナウイルスに対して有益な研究成果を得られたことを発表した。

研究では奈良医大の免疫学・伊藤利洋教授、微生物感染症学・矢野寿一教授らの研究チームによって行われた。

研究そのものについては基礎研究であり「新型コロナウイルス+唾液」「新型コロナウイルス+唾液+柿タンニン」を比較し、後者で新型コロナウイルスの不活性化(最大10万分の1まで)を確認した。実験条件はヒトの口腔内と類似しており、柿タンニンによる新型コロナウイルスの不活性化が口腔内でも起きる可能性を示唆したと考察した。

なお、使用した柿タンニンは高純度品で奈良県内の企業より提供された。

奈良医大では平成26年に畿央大との共同研究で柿タンニンの抗菌・抗炎症について実施。同29年に動物を用いて非結核性抗酸菌症への有用性を発表した。

MBTでは今回の研究成果を受けて、柿タンニンを用いた製品を開発する予定だ。

※MBTコンソーシアム(奈良県橿原市)・・・医学的知見を産業に生かすことを目的として126社が参加するコンソーシアム。現在、コロナ対策に着目した活動をしている。奈良医大理事長・学長の細井裕司氏が同法人の理事長を務める。

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