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免疫応答に対する微量栄養素の果たす役割を紹介/日本ビタミン学会

公益社団法人日本ビタミン学会(京都市左京区)は、「免疫応答に対する微量栄養素の果たす役割の正しい認識について」と題した見解を同学会のサイト上に示した。

 

「今般の新型コロナウイルス感染症の急速な拡大に際して、ビタミンの有効性を過剰に表現することへの注意喚起が行われている。科学的エビデンスが明確でないにも関わらず、ビタミンの有効性がアピールされていることは問題であり、生体の防御機能を含む健康状態を正常に保つためのビタミンやミネラル等の微量栄養素の役割と混同しないよう、学会としても注意喚起を行いたいと思う」としている。

 

しかし、「新型コロナに対する予防効果の治験はないが、ビタミンA、B6、B12、C、D、Eおよび葉酸を含むいくつかのビタミンや、亜鉛、鉄、セレン、マグネシウム、銅などの微量元素は、免疫系の細胞や組織を支える上で重要な役割を果たす」とし、「微量栄養素の欠乏または不足は、免疫機能に悪影響を与え、感染に対する抵抗力を低下させる可能性がある」との見解を示している。

 

また、「ビタミン・ミネラル等の微量栄養素の日本における摂取は、推定平均必要量を下回る人の割合の高いことが国民健康・栄養調査の結果で報告されており、バランスのとれた食事によって行うことが望ましいが、難しい場合はサプリメント等の利用も一つの方法」と紹介。ただし、「特定のビタミン・ミネラル等を含めた栄養素の耐容上限量を超えた摂取を避ける必要があるとし、医師・薬剤師・管理栄養士など専門家への相談をお勧めします」としている。

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