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ユーグレナ(東京都港区)は、 東京医科歯科大学の安達貴弘准教授との共同研究により、微細藻類ユーグレナおよびその特有成分・パラミロンの腸管における影響をリアルタイムに観察し、食シグナルとして免疫細胞や神経細胞に作用することを示唆する研究結果を確認したと発表した。
腸管は、食物の栄養を吸収するだけでなく、病原体を防御する免疫細胞や、末梢神経の半数以上が集まる臓器であり、生体の恒常性維持に大切な役割を果たしている。同社ではこれまでに、パラミロンの継続摂取が免疫バランスを保ち、疾患の発症を予防できる可能性や、ユーグレナの継続摂取が脳の状態に効果的に寄与することなどを報告している。
本研究は、これらの効果の作用機序の考察のために、ユーグレナおよびパラミロンが腸管内において認識される機構を研究した。 具体的には、細胞内の情報伝達に関わるカルシウム(以下Ca2+)濃度の変化を指標として、ユーグレナおよびパラミロンが、免疫細胞の一種である樹状細胞や腸管の知覚神経細胞に与える影響を確認した。
今回の研究成果は、「日本農芸化学会2020年度大会」(3月25~28日開催)で発表し、優秀発表に選出された。
-ユーグレナHP ニュース-
https://www.euglena.jp/news/20200330/