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日本ショッピングセンター協会が発表した2020年3月度のショッピングセンター(SC)売上高は、前年同月比28.0%減と記録的な落ち込みとなった。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外出自粛の傾向が強まったことによる来館者の減少に加えて、月上旬からの全国規模の学校休校に伴うテナント従業員確保や感染拡大防止のために営業時間短縮をしたり、臨時休館や一部テナントの休業をしたSCが全国的にみられたことで総合の売上は大幅に減少した。
特にテナントは30.7%減となり、食料品等の生活必需品を取り扱うキーテナントの16.3%減と比較して大きく落ち込んだ。
都市規模別・地域別をみると、大都市は32.0%減となり、その他の地域(24.9%減)と比較して減少幅が大きかった。北海道は2月28日に道知事が緊急事態宣言を出し週末の外出自粛を呼びかけ、札幌市は45.4%減となり、3月25日に都知事が週末の外出自粛要請を出したこともあり東京区部は35.7%減となった。
業種毎の販売動向をみると、食料品は底堅かったものの、全ての業種で先月よりも不振との回答が増加した。中でも外食を控える傾向を受けたレストランやフードコートなどの飲食、衣料品ファッション雑貨をはじめとした非日用品に加えて、旅行、アミューズメント、理美容関連などのサービス業種が不振という回答が多く見られた。