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サガラメエキスおよびマンダリンオレンジ果皮エキスを配合した化粧品によるフィラグリン遺伝子の発現促進効果の確認/ピジョン

ピジョン(東京都中央区)は、「天然保湿因子」の素となる「フィラグリン」遺伝子の発現を促進する保湿成分として「サガラメエキスおよびマンダリンオレンジ果皮エキス」の効果を確認した。

 

フィラグリンとは、肌の角層細胞内にある「天然保湿因子(NMF)」の素となり、肌の保湿のキーとなる重要なたんぱく質の一つ。肌の内側でつくられ、角層細胞の頑丈な骨格を保ち、保湿成分として働くことで、自然のバリア機能の役割を果たしている。ここ十数年で盛んに研究が進められており、2006年には世界で初めてヨーロッパにてアトピー性皮膚炎の患者にフィラグリン遺伝子の変異があることが発見され、アトピー性皮膚炎の重要な因子であることが報告された。

特に新生児期の肌トラブルを未然に防ぐために、このフィラグリンの産生促進が重要だと考え、同社が着目したのが、サガラメエキス(海藻由来)とマンダリンオレンジ果皮エキス(オレンジ由来)という2種類の保湿成分。

サガラメエキスはコンブ科の海藻「相良布(サガラメ)」から抽出。保湿効果があり、肌を乾燥から守り、それによって肌のバリア機能の向上が期待できる。また、肌の細胞間脂質の一つであるセラミドやフィラグリンの産生を促進する働きも有している。マンダリンオレンジ果皮エキスは、ミカン科の果実であるマンダリンオレンジの果皮から抽出され、角層のキメとツヤを保つ効果があり、肌に透明感を与える美容成分として注目されている。

 

今回、皮膚状態を再現したヒト皮膚3次元モデルを用いて、サガラメエキスとマンダリンオレンジ果皮エキスの原料の単体および混合物、および、サガラメエキスとマンダリンオレンジ果皮エキスの混合物を配合した化粧品と両エキス無配合の化粧品、既存化粧品との比較検証を実施。

サガラメエキスおよびエキス混合物にフィラグリン遺伝子の発現促進効果が認められ、サガラメエキスおよびマンダリンオレンジ果皮エキスの混合物を配合した製品においてもフィラグリン遺伝子の発現促進効果が有意に示唆された。

 

今回の研究成果は、『「診療と新薬」57 巻 3 月号239 – 246(奥付発行日 2020 年 3 月 28 日)(2020 年 4 月上旬~中旬発行予定)』にて掲載している。

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