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【記者の目⑥】マスク安全供給と買えない人へのフォロー

晴れた休日も閑散とする東京

7都府県に「緊急事態宣言」が出されてから1週間が経過しようとしている。この間、営業自粛や時短運営など小売り業や飲食業、サービス業などに大きく影響を与えた。特にエキナカ・駅ビルの惣菜店や小型スーパー、百貨店、飲食店、雑貨店、アパレルショップなどがシャッターを閉め、異様な雰囲気を醸し出し、この様子を見て「緊急事態宣言」を実感した一般生活者は多いだろう。

晴れた休日でも都内JR三鷹駅は閑散とする

atre吉祥寺は全館臨時休業

 

ドラッグストアのマスク販売に変化

そんな中、常にドラッグストア店内は来店客が回遊している。ドラッグストアに変化があったのは4月上旬だった。ここ数カ月、開店前にマスクを求める消費者が毎日毎日行列を成していたが、その姿がなくなった。その行列自体が新型コロナウイルス感染のリスクになってしまうことから、各ドラッグストア企業は足並みをそろえるかのように「感染予防のため開店時からのマスク販売は当面自粛いたします」と掲げたことによるものだ。

都内のウエルシア薬局も開店時からのマスク販売を自粛

ドラッグストアの対応にTwitterでは「良い取り組み」と評価するユーザーがいる一方で、「初めからこうしたほうが良かった」と厳しい視線を向けるユーザーもいた。また、ドラッグストアがマスクの販売方法を変えたことで、マスク売り場の前に座り込んで入荷を待とうとした来店客がいたということにも驚く。

「消費者に安全に平等に」と考えると、人間を混乱させ、奪い合いすらも生んでしまうマスク販売は危険を伴う。行列ができていたころに、並ぶ消費者に聞くと「怖いから本当は並びたくない。ただ、明日の分が必要だから」と明かす主婦もいた。

ドラッグストアは自治体と連携するなど、必要な人に必要な日数分を平等に行き渡る方法をもっと真剣に考えるべきであり、マスクを買えなかった人に対して「手作りマスクの作り方」など代替できる案を示すべきだ。だが、残念ながら今のところ「買えなかった、残念」で終わらせる店舗が大半であり、平等に安全にマスクを供給する体制の確立、そしてそれまでの間、買えなかった人に対する親身なフォローが重要になると考えられる。

 

ドラッグストア、店先でコミック?

東京・吉祥寺のあるドラッグストアが店先でコミック「ワンピース96巻(4月3日発売)」を販売している。吉祥寺は駅ビルや百貨店に書店が入居し、商店街にもあるが、いずれも営業を自粛している状況にあり、本の買い場がコンビニ程度に限られ、純粋に無くなっている状況にある。ピンポイントであるが人気マンガを取り扱っているのは、ドラッグストアの面白さであるとも感じる。

書店営業自粛でワンピースを販売するドラッグストア

 

 

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