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【海外情報】高バイオアベイラビリティのクルクミン製剤が高齢者認知症患者への有用性示唆

ニュートラ イングレディエンツ アジアが、「高バイオアベイラビリティのクルクミン製剤は高齢者の神経認知機能を促進する」という見出しで報じた。

クルクミンは黄色ポリフェノール化合物で、クルクミノイドに分類される。古来よりスパイスや食品着色剤として活用され、日本ではウコン色素として既存添加物(着色料)に指定されている。

薬事的にはウコン由来のクルクミンは「医薬品の範囲に関する基準」では医薬品に分類されておらず、効用を表示しない限り食品扱いとなる(機能性食品成分)。溶解性が低く、経口吸収率も1%程度と非常に低いことが報告されており、効率的な利用のためには、吸収改善が課題となっている。

基剤の特性から、クルクミンは難溶解性化合物で生物学的利用率は低く、ターゲット部位まで到達できない弱点があった。これまで高分子ナノ粒子を用いたカプセル化製剤・細粒化・ナノミセル等の製材設計技術が開発されその溶解性を高めた。その後、2008年UCLAの研究者たちが、Isopropyl myristate+ Tween20等 でemulsion化したクルクミン製剤を調整しLongvidaを開発(米国UCLAの特許技術。日本ではオムニカが販売)した。

結果、クルクミン腸管吸収・脳への到達(BBB通過)を可能に、更に生物学的有用性を高め、Longvidaを利用したオーストラリアの研究者の報告で、クルクミンが高齢者の神経認知症患者への有用性が示唆された。

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