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【ヘルスライフビジネス8月1日号】注目記事ピックアップ②「特別インタビュー」桜美林大学老年学研究科大学院教授・鈴木隆雄氏

新型コロナウイルス感染症拡大が長期化するなかコロナウイルスと共存していく「ウィズコロナ」の考えが浸透してきていいる。ウィズコロナ時代、高齢者はフレイルにどう対応すべきか、サプリメントの重要性や健康食品業界が取り組むべきことなどについて、桜美林大学老年学研究科大学院教授で老年学総合研究所所長の鈴木隆雄先生に話を聞いた。

 

コロナウイルス感染症拡大で起こっている高齢者の問題について 

鈴木 コロナウイルス感染症を避けるため自宅にひきこもる高齢者の方が増えました。感染予防には良いのですが、一方、なかなか外出しないため身体活動が低下するとともに低栄養にも陥り、フレイルが増加しています。これは老人施設などでも明らかになっている問題です。高齢者は予備力が無いため、少しの活動低下により心身の機能が、委縮しすぎることがありますので十分気をつけなければなりません。

 

ウィズコロナ時代のフレイル対策を教えて下さい 

鈴木 人混みを避けて天気の良い時に自宅近くの公園を歩くなど、コロナ感染のリスクを下げた身体活動を行うべきです。

また、ビタミンDをできるだけ作っていかなければいけません。1日10分程度、太陽の光を浴びることがとても重要です。家の中にいても、ベランダなどで太陽光を浴びることができますね。日光浴といっても、なにも日向でじっとしなければいけないわけではありません。照り返しがありますから木陰でも十分問題ありません。

栄養面においては、コロナであろうがなかろうが、タンパク質やビタミンDをしっかりとることが大切です。

 

サプリメントの役割とは

 

鈴木 サプリメントは足りない栄養分を補給するものです。そういう意味では、高齢者において特に、筋骨格系にかかわるサプリメントは大事です。

例えばタンパク質ならロイシン。筋肉を生合成するようなサプリメントですね。必須アミノ酸がバランスよく入っているサプリメントが一般的ですが、なかでも、筋合成にかかわるような分岐酸アミノ酸のロイシンといったようなものが多めに入っているものも市販されていますので、上手に使うことです。

もうひとつはやはりビタミンD。これは太陽の光とともに食事から体内に入ってきますので、ビタミンD剤を適切に摂取するということは高齢期に十分考えるべきことです。

サプリメントを摂る際にフレイルの一つのサインとして飲む機能が衰えることがあります。飲みづらいものを無理に飲む必要は無いので、高齢者にとって飲みやすい形態・剤形を理解することも大事だろうと思います。

 

続きはヘルスライフビジネス8月1日号をご覧ください。

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